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攫われたソラさんがどうやって戻ってくるかwktkです。



夜市小路編、アジさんと戦う前にポールマンと出会う話書くんだぜ!
とか思って書いたらちょっと長くなりそうな。
こんなに楽しい夜市が3月で終わりとか…あうあう。
後4ヶ月弱じゃないか…。


そんな訳でお先に拍手お返事





>矢月さん
どうもいらっしゃいませー。
その通りです。件のチャット後のお話イメージで書いております。
行燈傘氏の口調に全然自信ないです。
でも可愛いなぁ行燈傘ちゃん!
楽しんでくださって幸い…ですが、期待に沿える面白さがあるかは不明です…  √|○
なぞなぞは使う前に一度尋ねたほうが良いですかね?
2~3個はこちらで考えたのですが。
>>リンク
蝶大歓迎です ゚+.('∀`*)゚+.゚



それでは本編



「らったらー♪らったらー♪うっさぎーのダンスー!」

くるくるくるー…ぱッ!

すちゃ、とダンスを終え、ポールマンと雪之丞、2人の目の前にふわり、と止まる。


「………」
「………」

突然の展開に沈黙。
…ただ、沈黙。

「…………」
「…………」

「あれあれ?ノリが悪いなぁ2人とも!」

くるくるくるー。と、回る回る。

「か、……」
「か?」

「傘が喋っとる!」
ががーん!と言わんばかりの大仰な動作の雪之丞。

「がーん!傘だって?!」
負けじと、大仰に傘をファサ、と広げる…傘。

「…傘とちゃうんか…?」
「いやいや。傘だよ。傘は傘でも素敵傘!行燈傘!」
「行燈傘……ははぁ……いや、せやったらええねんけど」

陽気だ。陽気な傘、否。行燈傘だ。

今までこの夜市小路で会う何かと言えば、フルイやじゃがいもなどの不可思議生物。
…目の前のこれも不可思議生物は生物なのだが、
意思の疎通が図れるとは思わなかった。

…ああ。
そして、はた、と気が付き、雪之丞は隣で同じように固まるポールマンを見下ろす。

「坊の知り合いかなんかか?」
「……え?僕?」
呼ばれたのが自分だと少したって気が付いたポールマンは、曖昧に首を傾げる。

「うんうん。悩むのも無理はない!なんたって他人以上知り合い未満!
ちょっとこの小路で見かけてすれ違うくらいのそんな関係!」
ズビシ、と行燈をポールマンに向ける行燈傘。

「…まぁ、ええねんけどなぁ…。
で、あーアレや。意思の疎通取れた所で聞きたいねんけど、自分はなんや?
これから儂を襲うんか?それともアレか?ダンジョンお約束の村人Aみたいなんか?」
「むーん…イエスと言えばそうだけど、ノーと言ってもやっぱりそう!
すぐ答えを急ぐのは悪い癖。
そう、考えるんじゃない…感じるんだ!」
「……はぁ、まぁなんちゅーか、誌的な傘やのぉ…」
曖昧な表情のまま雪之丞は構えていた柄からやっと手を離す。

「さて!そんな訳でさっきの勝負の消化不良も踏まえて!楽しい勝負をしようか!」
「さっき?」
首を傾げる雪之丞に、何故かエヘン、と言った感じで行燈傘は胸を張る。
「そうそう。さっきの事です。楽しい楽しい麻雀をしまして、勝負は勿論大勝利!
戦利品も頂いて嬉しいけれども、その後の鬼ごっこも楽しくて
けれども途中で終わってしまったのがしょんぼりしょんぼり。
更に流れモンに会ってしまって更にしょんぼりー!」
くるくるー、と陽気に回り、そしてため息。
いや、正確には口がどこにあるかも見当が付かないので、そういった仕草、で。

「なんやぁ…つまり鬼ごっこしたいんか?」
闖入者の唐突の発言はこの街では普通の事象。
別段怪しさも覚えず、雪之丞は苦笑する。

「その通りッ!勝者には素敵な商品を!敗者には世にも恐ろしくも無いとりあえず罰ゲーム!」
「罰ゲームは、嫌やなぁ、…せやし、おっちゃん歳やしのぉ…そない鬼ごっこやったら、なぁ?
こっちの坊と遊んだらええんちゃうん?なぁ?」
無言で、事の成り行きを見守っていたそのポールマンは、
唐突に話題を振られ、ええ?と交互に行燈傘と雪之丞を見やる。

「ええー、鬼のお爺ちゃんまだまだこれからでしょう!
いたいけない可愛い行燈傘のお願いを聞けないなんて!」
「自分で言うてどないすんねん!…っていやぁ…つい突っ込みいれてまうわぁ…せやけどなぁ、
…て、鬼?」
言われてギョっとした仕草で雪之丞は頭に手をやるが、言った行燈傘はどこ吹く風。
くるくる何かを思いついたように楽しそうに傘を広げる。

「よし分かった!じゃあ我は問う!
鬼のお爺ちゃんの命を1番として大切なものとして、2位に大事なものは?」
「…いや、まぁええわ。………2番目言うたら、この鞘かのぉ…」
「柄?刀じゃなくて、鞘?」
「ああ、鞘や」

へーほー、と鞘の周りを飛ぶようにくるくるしている行燈傘。


「…うん。じゃあこれにしよう!でも抜き身の刀は危ないからね!ご一緒に」
「……ん?なn」

ヒュバッ

雪之丞が問う間も待たず、行燈傘は跳ねる用にヒョイヒョイ遠のいていく。


その手に、雪之丞の、刀を持って。




暫し、沈黙。

そして、蒼白。





「な…ま、…ッ! 待たんかい!この阿呆!!!」

瞬間の停止の後、
雪之丞はどこにそんな体力があるのだろう。
老体と思えない、何と言うかマラソンを全力疾走するが如く、行燈傘を追い始める。



「さーって!鬼ごっこのはじまり~☆」


慌てる雪之丞と、そして彼の肩に引っ付いているポールマンを楽しそうに見、
行燈傘は軽やかな笑みを浮かべた。




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2008.12.07 


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