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てってれってってー。
悪夢に…ワーズ参戦です!参戦!
そして恐れていた事態が起きてしまった…。
オリジナルより夢チケットのブクマ数越えた…あー…あああ
……よ、…幼女は正義!
そんな訳で、驚きの事実です。
ワーズの片思いの相手がガルシアさんってばれちゃいました><(棒読み
本人だけはばれていないと思っていました。
そんなお話。+α
↓
ここの続き。
冬の訪れは、死を意味する。
秋の終わりを、一匹の獣が掛ける。
若輩のその獣は、表情に苦悶を見せていた。
見つけなければ、
探さなければ、
たどり着かなければ、
冬の訪れの前に、
さもなくば、
やがて、その獣は突っ伏する。
手が、悴んで来た。
目が、霞んで来た。
ああ、動かない。
動けない。
顔を、酷くゆっくりと埋め、
そうして、己が生命の燃え尽きる時を、覚悟する。
そうして、
…刹那、
誰かの暖かい手が、その獣を包み込んだ。
悪夢に…ワーズ参戦です!参戦!
そして恐れていた事態が起きてしまった…。
オリジナルより夢チケットのブクマ数越えた…あー…あああ
……よ、…幼女は正義!
そんな訳で、驚きの事実です。
ワーズの片思いの相手がガルシアさんってばれちゃいました><(棒読み
本人だけはばれていないと思っていました。
そんなお話。+α
↓
ここの続き。
冬の訪れは、死を意味する。
秋の終わりを、一匹の獣が掛ける。
若輩のその獣は、表情に苦悶を見せていた。
見つけなければ、
探さなければ、
たどり着かなければ、
冬の訪れの前に、
さもなくば、
やがて、その獣は突っ伏する。
手が、悴んで来た。
目が、霞んで来た。
ああ、動かない。
動けない。
顔を、酷くゆっくりと埋め、
そうして、己が生命の燃え尽きる時を、覚悟する。
そうして、
…刹那、
誰かの暖かい手が、その獣を包み込んだ。
「…と、言うわけだ」
「何が…と、言うわけだ、だよ。抽象的すぎんだよ…冬が来たら死ぬって、アレか、ゆとりかお前」
えへん、と語り終えるその獣を目の前に、モップの絵に掌と顎を乗せた男が、だるそうに呟く。
歳にして20前後。灰銀の髪に、ちょこんと乗る狐耳。
その店のマスターが兎耳を持っているから、
実しやかに“アニマルバー”なる名称で呼ばれているのを彼等は知らない。
「フン…想像力の働かん男め…。大体、この店では我の方が先輩だ。先輩。敬語を使わんか」
「…はいはい。わかりましたよ。先輩」
だるーっとした風体で、灰銀の男は頷く。
場所は、ワーズワース。
1人のバーテンダーと、少しのアルバイトで切り盛りされている、バー。
夜市小路の入り口付近に存在する事から、これから探索するんだぜ!
と意気込む一部の出発地点としても知られている。
今の所、主人はおらずバイトのみ。
風を操り、カクテルを作る…という、最近名物の虎。
そして、何やらこの店の主人に何かしでかしたとして、暫くタダ働きさせられる羽目になった灰銀の髪の男。
もう1人の、ポールマンは現在買い出しに出ていてここにはいない。
「…あー…ったく…それにしても鬱だ…。
絶対今ここに誰か来たら、俺の闇歴史が増える…。
写真とかソラーリオ撮るだろうし…ガルシアはメモるだろうし…鴉の兄ちゃんは酒作れとか言うだろうし…ミリー嬢ちゃんやおかめは…絶対俺をなでる…絶対……
あー!くそ!ワーズの嬢ちゃん遅いし!!!」
「マスターと呼べ。マスター」
だぁああ!と叫ぶ灰銀を尻目に、虎は涼しげな顔をする。
「はいはい。マスターね、マスター。……ん?噂をすれば…」
虎と灰銀の耳がピクリ、と動き、
そして。
ガランガランガラン!!
荒々しい音を立て、ワーズワースのマスター、ワーズが見せに飛び込んできた。
「マスター!?」
「どないしたんや嬢ちゃん!?」
真っ赤な顔のまま、今にも泣き出しそうな顔の彼女に、1人と1匹は駆け寄る。
「あ、あう…あの、…私、」
「…うん。私がどうした?」
「あの…その…」
「…うん。ゆっくり、まぁ落ち着いて。…ほら、虎。水」
「我を顎で使うな…全く…」
虎から受け取ったグラスをそのままワーズに渡してやれば、ちびちびとそれを飲み、
ようやく落ち着いたような顔になる。
「……あ、あのですね…」
「うん。どないした?」
真っ赤な顔は戻らないまま、ワーズは、消え入りそうな声で呟く。
「…わた、…あ、…あの…私の好きな人…その、片思いの人…今日、…皆さんに…バレてしまいまして…」
え?
我が耳を疑う、灰銀の男。
「………はい?」
「…その…あう…ずっと、内緒に…してたのに…」
「………あの、何を、内緒て?」
「だから、その、…私の…好きな人の…事…」
ああー……いやいやいや。
あちゃー、といった風体で額に手を置き灰銀の男は空を仰ぐ。
…うん。別に、昨日今日の話やのうて…最初から知ってた…と思う。
9割確実に。
「……何、それで、からかわれたん?」
「いえ…皆さん、懸命に…自分の事のように…相談に乗ってくれて…あ、」
がばり、とワーズは顔を上げる。
「ゆ、雪之丞さんは!知ってたんですか!?その…わ、私の…わ、私が好きな人…」
「…えー…まぁ、知らなくてあんな事(こんな事))…できないなぁ…あ、いやいや!」
真っ赤な顔が蒼白になっていくのを見て、灰銀の、雪之丞は慌てる。
「えーとなぁ、その…」
「ひ、酷いです…知っていたなら…なおさら…あんな事…」
「あ、あー…すまん。この通り…悪かった…。いや、良かれと思って」
「よ、…わ、悪くなかったけれど…良かったとか…そんな…」
両手を合わせ謝罪する雪之丞に、ワーズは小さくむくれる。
「……わかりました…。こうやって、ここで無償労働してもらってますから…もう何も言いませんけれど…。
けど、一つだけ約束してください」
「…おう…。できる事なら何でも約束する」
真剣な表情に、雪之丞も真摯に頷く。
「…その、…本人には…私の気持ち…言わないでくださいね!」
「おう!…って…え?本人……?」
「…約束…して下さいね?…絶対、言わないでくださいよ?」
「あーうん。…いやまぁ…約束…する。…おう」
良かった、と少し笑顔を見せるワーズに、
雪之丞は複雑な心境になる。
……うん。
言わなくても、…バレてるって…きっと。
けれども言うまい。
それを知った時の、彼女を想像したくないから。
きっと、
恥ずかしさの余り飛び出していって戻ってこないか、
さもなくば真っ赤になってそのまま蒸発してしまうだろう。
ともあれ。
少しずつ、彼女は前に向かって歩き出している。
彼はどうだかわからないが、それでも、
きっとそう遠くない日に、…その結果は見れることだろう。
雪之丞は思う。
「さて、そろそろ開店、といこうか?」
落ち着いたワーズを見て、
思案する雪之丞を見て、
1頭の虎が2人を促す。
「そ、そうですね…お仕事はちゃんとしないと」
ワーズが立ち上がり、
「…しっかし、50号はどこまで買い物言ってるんだ…さては、また何か撮ってるな…」
やれやれと雪之丞は呟き、
「ま、コレといって足りないものもないし、給料から天引きしれば問題あるまい」
そうして虎は小さく笑う。
そうして、今日もBAR・ワーズワースは、開店する。
彷徨う誰かに作る、その一杯の為に。
「何が…と、言うわけだ、だよ。抽象的すぎんだよ…冬が来たら死ぬって、アレか、ゆとりかお前」
えへん、と語り終えるその獣を目の前に、モップの絵に掌と顎を乗せた男が、だるそうに呟く。
歳にして20前後。灰銀の髪に、ちょこんと乗る狐耳。
その店のマスターが兎耳を持っているから、
実しやかに“アニマルバー”なる名称で呼ばれているのを彼等は知らない。
「フン…想像力の働かん男め…。大体、この店では我の方が先輩だ。先輩。敬語を使わんか」
「…はいはい。わかりましたよ。先輩」
だるーっとした風体で、灰銀の男は頷く。
場所は、ワーズワース。
1人のバーテンダーと、少しのアルバイトで切り盛りされている、バー。
夜市小路の入り口付近に存在する事から、これから探索するんだぜ!
と意気込む一部の出発地点としても知られている。
今の所、主人はおらずバイトのみ。
風を操り、カクテルを作る…という、最近名物の虎。
そして、何やらこの店の主人に何かしでかしたとして、暫くタダ働きさせられる羽目になった灰銀の髪の男。
もう1人の、ポールマンは現在買い出しに出ていてここにはいない。
「…あー…ったく…それにしても鬱だ…。
絶対今ここに誰か来たら、俺の闇歴史が増える…。
写真とかソラーリオ撮るだろうし…ガルシアはメモるだろうし…鴉の兄ちゃんは酒作れとか言うだろうし…ミリー嬢ちゃんやおかめは…絶対俺をなでる…絶対……
あー!くそ!ワーズの嬢ちゃん遅いし!!!」
「マスターと呼べ。マスター」
だぁああ!と叫ぶ灰銀を尻目に、虎は涼しげな顔をする。
「はいはい。マスターね、マスター。……ん?噂をすれば…」
虎と灰銀の耳がピクリ、と動き、
そして。
ガランガランガラン!!
荒々しい音を立て、ワーズワースのマスター、ワーズが見せに飛び込んできた。
「マスター!?」
「どないしたんや嬢ちゃん!?」
真っ赤な顔のまま、今にも泣き出しそうな顔の彼女に、1人と1匹は駆け寄る。
「あ、あう…あの、…私、」
「…うん。私がどうした?」
「あの…その…」
「…うん。ゆっくり、まぁ落ち着いて。…ほら、虎。水」
「我を顎で使うな…全く…」
虎から受け取ったグラスをそのままワーズに渡してやれば、ちびちびとそれを飲み、
ようやく落ち着いたような顔になる。
「……あ、あのですね…」
「うん。どないした?」
真っ赤な顔は戻らないまま、ワーズは、消え入りそうな声で呟く。
「…わた、…あ、…あの…私の好きな人…その、片思いの人…今日、…皆さんに…バレてしまいまして…」
え?
我が耳を疑う、灰銀の男。
「………はい?」
「…その…あう…ずっと、内緒に…してたのに…」
「………あの、何を、内緒て?」
「だから、その、…私の…好きな人の…事…」
ああー……いやいやいや。
あちゃー、といった風体で額に手を置き灰銀の男は空を仰ぐ。
…うん。別に、昨日今日の話やのうて…最初から知ってた…と思う。
9割確実に。
「……何、それで、からかわれたん?」
「いえ…皆さん、懸命に…自分の事のように…相談に乗ってくれて…あ、」
がばり、とワーズは顔を上げる。
「ゆ、雪之丞さんは!知ってたんですか!?その…わ、私の…わ、私が好きな人…」
「…えー…まぁ、知らなくてあんな事(こんな事))…できないなぁ…あ、いやいや!」
真っ赤な顔が蒼白になっていくのを見て、灰銀の、雪之丞は慌てる。
「えーとなぁ、その…」
「ひ、酷いです…知っていたなら…なおさら…あんな事…」
「あ、あー…すまん。この通り…悪かった…。いや、良かれと思って」
「よ、…わ、悪くなかったけれど…良かったとか…そんな…」
両手を合わせ謝罪する雪之丞に、ワーズは小さくむくれる。
「……わかりました…。こうやって、ここで無償労働してもらってますから…もう何も言いませんけれど…。
けど、一つだけ約束してください」
「…おう…。できる事なら何でも約束する」
真剣な表情に、雪之丞も真摯に頷く。
「…その、…本人には…私の気持ち…言わないでくださいね!」
「おう!…って…え?本人……?」
「…約束…して下さいね?…絶対、言わないでくださいよ?」
「あーうん。…いやまぁ…約束…する。…おう」
良かった、と少し笑顔を見せるワーズに、
雪之丞は複雑な心境になる。
……うん。
言わなくても、…バレてるって…きっと。
けれども言うまい。
それを知った時の、彼女を想像したくないから。
きっと、
恥ずかしさの余り飛び出していって戻ってこないか、
さもなくば真っ赤になってそのまま蒸発してしまうだろう。
ともあれ。
少しずつ、彼女は前に向かって歩き出している。
彼はどうだかわからないが、それでも、
きっとそう遠くない日に、…その結果は見れることだろう。
雪之丞は思う。
「さて、そろそろ開店、といこうか?」
落ち着いたワーズを見て、
思案する雪之丞を見て、
1頭の虎が2人を促す。
「そ、そうですね…お仕事はちゃんとしないと」
ワーズが立ち上がり、
「…しっかし、50号はどこまで買い物言ってるんだ…さては、また何か撮ってるな…」
やれやれと雪之丞は呟き、
「ま、コレといって足りないものもないし、給料から天引きしれば問題あるまい」
そうして虎は小さく笑う。
そうして、今日もBAR・ワーズワースは、開店する。
彷徨う誰かに作る、その一杯の為に。
2009.01.10 ▲
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